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八鹿の家住宅

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所在地 兵庫県養父市
用途 専用住宅
敷地面積 389.98㎡㎡
延床面積 106.27㎡㎡
photo 絹巻豊・松本憲洋・NEOGEO

建設地である兵庫県養父市は、兵庫県北部の但馬地域の中央に位置し、2004年 4 月 1 日に旧養父郡 4 町(八鹿町、養父町、大屋町、関宮町)の合併により誕生した。敷地に面した旧街道沿いである八鹿地区は、明治から昭和初期に建築された建物が多く残り、「うだつ」を備えた伝統的和風建築の町家、モザイクタイルやガラスで装飾が施された洋風文化を取り入れた町家、また、大正ロマンを感じさせるモダンなスタイル の洋館などが混在し、それぞれの時代背景や流行のデザインを取り入れた建物が、旧街道の緩やかなうねりに沿って立ち並び、歴史的変遷がうかがえるまち並みが形成されている。
母屋である町家はうだつのある伝統町家でその住宅の離れの建替である。
外観は「養父市景観計画」に基づき計画している。
建物は平屋で計画をした在来木造の住宅で、木材は国産材を使い構造材や造作材に杉と桧の無垢材を使用し、温かみがあり、広がりのある空間とした。

また、この地域は冬は雪深く寒さが厳しため、新しい熱環境を取り入れ、単にデザインだけでなく、夏と冬に快適に生活できる住宅としても設計している。
具体的にはアクアレイヤーで、床下に水が入った袋を敷き詰めそれを床下埋込んだエアコンで夏は冷気、冬は暖気で調整している。
年間を通して一定の熱環境が保てるシステムとなっている。